歯科看護師として歯科で働く際に感じることができるやりがいは、看護師としての自身の経験や知識を活かすことができる点が挙げられている。
歯科でケアをしている際、特に高齢者は持病が原因で抜歯や治療中に出血してしまったり、出血が止まらなくなってしまうケースが珍しくない。また、出血以外にも血圧が上昇または低下してしまうこともあり、そのような異常がみられると歯科側としては、治療を継続するべきかどうか判断に迷ってしまうのだ。
このような場合に、歯科看護師は自身の経験や知識を活かして患者の急変や出血に対応することができ、適切な指示を出すことで、患者だけではなく歯科衛生士や歯科医師のサポートをすることができる。歯科の経験や知識がなくても、それ以外の経験や知識で治療をサポートできる点は、大きなやりがいに繋がっているのだ。
また、歯科に通っている患者や歯科の病棟に入院している患者に対して、歯科に関する部分以外の支援を行うことができるところも歯科看護師のやりがいのひとつと言えるだろう。
特に、入院している患者に対して日常生活面での援助や支援をすることができるため、一般病棟の看護師と同じような仕事ができるところに、やりがいだけではなく安心感を感じる看護師も少なくない。ほかにも、看護師という肩書で患者を安心させることができる点や、看護師ならではの目線で患者の治療にあたることができるというところも、これまでの経験を活かせる意味でやりがいを感じやすいと言われている。